【1/12】出逢いの少ない通信制の高校で、自傷症の転校生に恋した俺の一年間
いろいろあった
もう数年前の話になる
ちょっと書かせてくれ
いや書いてやる
よくある自分語りスレだけど見てくれたらうれしい
転校生が来たのは高2の時
俺は通信制の高校に通ってたんだ。
その学校は週に3日学校に通うクラスと週に1日学校に通うクラスに分かれていて、俺は週3クラスだった。
週3クラスと週1クラスは通う日が違うし
週3は午前だけ、週1は午後だけだから顔をあわせたことがない。
ふむ
当時俺は何の目標もなくだらだら生きていて、
普通に大学行って普通に就職するんだろうなって思ってた。
通信高校に来たからって訳じゃないけど、
どっかで人生をあきらめてたな。
俺は昔から日記を付けてるからそれを参考にしながら書いてく。
7月22日
クラスに一人の転校生が入ってきた。
通信学校で転校生は全然珍しくないから小、中学校で経験した転校生に対するドキドキは特にない。
その転校生は長井という名前で、色白で黒髪を肩くらいまで伸ばした女の子だった。
3時間目、移動教室でパソコン室へ。
長井はちょうど空いていた俺の隣の席に座った。
授業中クラスの女子が転校生に質問をした。
女子「長井さんはどこの学校から来たの?」
長井「○○女子高から」
自信がないようなおどおどしたしゃべり方だった。
が、そんなことより俺は女子高っていうのが珍しくて
「女子高!?」と割と大きな声で言ってしまった。
長井「う、うん」
転校生も若干引いてるし・・・。
今思えばこんなのが最初の会話だなww
忘れないはずだ。
8月7日
エクセルの試験が近いこともあり、5人くらいの生徒がパソコン室で居残り授業。
その中に俺はもちろん、長井もいた。
授業内容は、練習問題を早く解き終わった人がわからない人に教えるというものだった。
だけど俺はパソコンが苦手。
逆に長井はパソコンが得意なようで、誰よりも早く終わらせ誰よりも遅い俺を教えることに。
俺に教えている時もおどおどしたようなしゃべり方だったから、
こいつは元々こういうしゃべり方なんだなと理解した。
(そういやこの長井って人、女子校から来たんだったな)
長井は丁寧に教えてくれているんだけど俺の頭は女子校のことでいっぱいだった。
健全な男子高校生だからしょうがないよねww
そこで長井に訊いてみた。
俺「ねえ、女子校ってどんなところだった?」
長井「うーん・・・みんな彼氏と行為したとか、そういうことしか言わなくて嫌なところだったよ」
俺「へっ?」
俺はこの時二つのことでびっくりした。
一つ目は女子校がお下品なところだと知ったこと。
全部の女子校がそうかどうかはわからないけどww
そして二つ目はこんなおとなしそうな子が男である俺の前で行為とか言ったこと。
だけど長井はまったく恥ずかしがる素振りを見せない。
俺は意識しすぎだと思い「まあ、男の目がないからなー」なんて言って平然を装った。
書か
なくても分かると思うけど
セリフはこの時こんなこと言ったなーって思い出しながら書いてるだけで、
すべてその通りに言ってるわけじゃないぞ。
下着脱いだ
>>20
下着は吐いとけwww
日付のとなりに何日目か書いてくね
そっちの方が一年の経過がわかりやすいと思う。
8月21日(31日目)
この日もいつも通り休み時間に親友のハマー(濱治)ってやつとしょうもないことを話してたら、
後ろから誰かが俺の名前を呼んだ。
???「安藤君」
あ、俺安藤って名前ね
もちろんみんな仮名(濱治以外)
振り向くと長井がいた。
俺「どした?」
長井「・・・これ」
そう言いながら長井は四つ折りにされた紙を俺に差し出した。
こ、これはっ!
俺「あっ、ああ、ありがと」
俺が紙を受け取ると長井は自分の席に戻っていった。
ハマーがなんか言ってたけど無視。
そして次の授業中こっそり読んでみた。
・・・あれ?これ、ラブレターじゃないぞ。
手紙の内容をまとめると、
『安藤君へ
安藤君が先生にバイト先を探していると言っているのを聞きました(盗み聞きをするつもりはなかったの)。
そこで、私のバイト先を紹介したいと思います。あとでメールアドレスを教えてください。 長井 』
みたいな感じだった。
完全にラブレターだと思い込んでた俺は結構へこんだ。
これなら手紙にしなくてもいいじゃないか・・・。
先生にこんなことを言った覚えはなかったが、
まあバイト先を探していたのは事実だったのでとりあえず話を聞いてみることにした。
普通に嬉しくね?
放課後、教室を出ると長井が待っていた。
俺「えーと、長井・・・だったよね」
なんとなく確認の質問。
長井「えっ?・・・うん」
長井の手にはすでに携帯があった。
それを見て俺もすぐに携帯を出す。
俺「メアド、交換するか」
長井「そうだね」
こんなぎこちない感じでメアド交換は終了。
俺「今日中にメールするよ」
長井「お願いします」
俺「じゃ、またね」
長井「うん、またね」
帰りのバスの中で長井への最初のメールはなんて打とうかずっと考えていた。
夕方ごろ長井にメールを送った。
かっこの中はメールの内容ね。
俺『安藤です
さっそくだけどバイトのこと教えて』
すると5分もたたないうちに返信が来た。
長井『○○(店の名前)ってところ
分かるかな?』
俺『ちょっと待ってて』
パソコンで店の名前を調べるとすぐに出てきた。
個人経営の飲食店だった。
しかしそこは俺の家からすごく遠い。
片道1時間以上かかるからとても高校生がバイトとして通勤できる距離じゃない。
残念だが断ることにした。
俺『パソコンで見たよ
ここ俺の家から遠いから通うのはちょっと厳しいや』
長井『そうなの?
うーん、わかった』
俺『ごめんね
せっかく紹介してくれたのに』
長井『いや、いいよ
しょうがない』
そこでメールのやりとりは終わった。
まあ俺が返信しなかったからなんだけど、なんて返せばいいかわからなかった。
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1416405803/
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